経営情報

Management Infomation

企業倫理に関する方針

Basic policy regarding the corporate ethics

当社が創業して4ヶ月、社員数が10人にも満たないときに、当方針が定められました。
当社の組織風土の原点として、社員のあらゆる行動の指針となっております。

企業倫理に関する基本方針

タウの基本方針は、会社の営業活動に適用されるすべての法律を、厳格に遵守するということである。さらに我々の方針は、すべての法律の遵守にとどまるだけでなく、たとえ法律の許す範囲であっても、タウは最も清廉な行動を取るということである。

現在当社は日本のみならず、オーストラリア、ニュージーランド、香港と取引を行っており、さらに事業の発展に伴い、上記以外の諸外国への商圏の拡大を計画している。
その場合、夫々の地域の習慣や伝統が、国によって異なるということはよく認識している。
しかし、文化や伝統が異なるいかなる社会であっても、誠実さが批判を受けることはない。
少しでも不誠実なところがあれば、ただちに会社の士気を低下させ、同時に多くの批判を招来するであろう。
『誠実であれ。いついかなる場合でも誠実であれ。』これは当社の不変の憲法である。
『タウは良心的な取引をしている。』と言う確固たる評判は、それ自体極めて貴重な会社の資産である。

余りにも功名心の強い社員は、成果を得さえすれば、どのような方法でその成果が得られようと構わない、という誤った認識を持つかもしれない。このような社員は、自分のすべての行為を上司に語らず、すべての業務内容を正確に記録や帳簿にとどめず、誤った経理処理をすることが最善である、と考えるかもしれない。しかしながらこれはすべての面で間違っている。
私は諸君が、どのようにして成果を得るかに関心を持つ。会社は、現在も将来も、その全組織を通じて、清廉な行動の基準に合致する事を期待する。私は、法律に違反して、或いは、非良心的な取引と言う代償を払って、成果をあげようとする社員を容認することは出来ない。 同じ理由で、会社はこの原則を犠牲にしなければ得られないチャンスであれば、それを放棄する社員を支持するし、また諸君も彼らのその姿勢を支持していただきたい。

同様に重要な事は、会社は諸君に公正さと、会計規則の励行を期待する。
私は、たとえそれが会社をかばうためと言う理由であっても、同僚や部下をかばうためであっても、また自分を良く見せかけるためであっても、いかなる理由にせよ、諸君が嘘をつく ことを厳しく戒める。 社員が上司に、すべての事実と情報を報告しなかったために起こる、多くの弊害の一つは、その組織のメンバーが、或いは同僚や部下が、会社の方針や規則が、自分の都合の悪い 時には無視されても良いと思うことである。これは組織の腐敗と、士気喪失をもたらすことになる。

すなわち、会社の経営システムは、正しい報告、正しい会計記録、正しい経理処理、正しい予算の提案、および事業計画や投資計画に対する、正しい経済性の評価がなければ、 適正に機能しないことを認識すべきである。
『タウにおけるすべての行動と取引は、正確に記録や帳簿に反映しなければならない』と言うことが、会社の基本方針であり、この方針は永久に変わることはない。
企業倫理に関する基本方針は、会社のあらゆる規則や規定に優先することをここに明記する。

1996年12月25日 原田 眞